電話&FAX 0973-73-8734

(みかづきだより第17号より)

久大線は、当時(大正15年)森駅予定地は湿地で人家はなく、岩室付近から西地区を経て、平ヶ丘の北側に廻して、現在の旧森中学校付近に駅を設置して、名草台の下をトンネルで抜いて、綾垣から戸畑へ通す構想であったようです。

玖珠郡内6駅目となる北山田村での新設駅は第6工区間であり、村内で新設駅の設置場所の係争があっていたが、昭和4年4月29日村役場に入電があり、係争の中心地になっていた「滝の原」付近に決定している。

昭和5年7月31日、森駅から北山田間は平坦で工事も容易で三里あまりしかないので、速やかに起工開通してほしい旨を陳情している。

昭和6年3月1日の工事開始で、同年7月5日未施工予定で始まり、開通式は昭和7年9月16日、駅名は「北山田駅」で戸畑小学校校庭にて午前10時に催され、新駅は高台にあり玖珠川の三日月の滝の眺望が美しく、それで有名になったようである。

s DSCN0733

 

s DSCN0735

 

s IMG 0822

北山田駅から眺める「三日月の滝」